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「あ…家の人たちはどうしてるんだ?」
パソコンも携帯もなしで…
純粋な好奇心。
ま、それぞれが携帯持ってる、とかだったら頷けるけど…なんで冬だけ持ってない…?
うーん…。
「…えっと…まぁ…」目を反らし…ふんわり笑う…。
…それは、どーいう意味なんだよ…
いいたくないってか?
いささかムッとして 別れようとすると、困った笑顔の 冬がいた。
うー…そんな顔、するか…
反則だろ…
まるで…捨てられるのわかってて、それでも尻尾 振ってる 犬ころ…みたいな…。
思えば、自分勝手に連絡先聞いて、それが思い通りにならなくて…冬の責任じゃねーのに…。
隠してる事があったとしても、冬とはまだ知り合って、わずかだし、ましてや!顔馴染みだけで、そんな、プライベート教えてくれるわけ…ねーよな。
うん、反省した。
ちょっと寂しいけど…これから!だもんな!
「悪かった、冬。俺 自分勝手に突っ走っちゃて…」
冬は、何言われてるか わからないようで…
困った笑顔のまま、俺を見つめてた。
あかん…えーい!
「じゃあな、冬。
また 明日!」
冬の 髪をくしゃくしゃにして 笑って言う。
すると、ぱぁっと笑顔になる。
「…また…明日。司さん…」
とりあえず、嫌われてない事だけはわかる。
それだけで、まぁ、いーか…うん。
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