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「冬…」
こんな場合 どーすりゃいいんだ…!
「冬… 冬…?
俺は何にもしねーよ?冬。」
触れる事も 出来ねーし、呼びかけるだけ…
俺って 無力…。
でも!
呼びかけが効を奏して、冬が ゆっくり目を開ける。
きょときょとと、辺りを不安そうに見てる。
「冬?俺がわかる?」「あ…、はい、司さん…。」
良かったー!
ほんとーに良かった…。
よっぽど俺が、情けない顔してたんだろう。
冬は頼りない笑顔になって言う。
「えと…ごめんなさい。びっくりしちゃって…」
びっくりすると 人形になるのかよ!
と突っ込みたい…。うぅ…。
「いや、こっちこそ、怒鳴ってごめんな。冬。」
「いいえ、こっちこそ…」
にこにこして…いつもの冬だ…。
ん?
「冬…、顔色、悪いぞ?」
真っ青な顔…うわー、俺のせい?
だろーな…。
ごめんよー
冬…。
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