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「…あ…っ…!ごめんなさい!
」
我に返ったようで、ぱっと身体を離す。
そして涙拭って、にっこり笑う。
「…すみません…司さん。僕、泣いちゃって…。ごめんなさい。
」
う…胸が痛むー。
「僕 おかしい…。
用があったら、来られないのに。
ばかだ…僕。」
だから…うぅ…胸が痛むんだよー!
「また来てくれて、嬉しい…です。」
にこにこ笑顔の冬を まともに見る事は…出来ねー…
「司さん…?」
「…ごめん!!冬!
用があったんじゃない!!」
きょとんとした冬の前で90度 頭を下げる…。
嘘ついたままじゃ、冬に申し訳なくて…
「冬に心配した事、伝わってねーみたいだったから…俺が来なくなったら、さすがに俺の事…心配するかなって。
冬が心配したように、俺だって心配してるんだぞって…
ごめん!本当にごめん!騙すような真似してすんません!」
あー、言っちまった…。冬、怒っているだろうなぁ。
足元しか見えねーけど…。
もう来ないでって言われる…?
それも自業自得だな…はは…。
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