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「…司さん?」
冬が不安そうに恐る恐る口を開く。
…びっくりしたー!
あの冬が…!って!
「あー、携、帯ね、
うん。携帯ショップか電気屋か…。
何?携帯 持つの…?」
なるべく自然に聴く。
「うん…えっと…持とうかな…。
携帯ショップ…?か、電気屋さん…。」
お、考えこんでる。
「あ…でも、どう掛けたら良いのか…わかんない…」
「それは!取説とかあるし!!
うん、俺教えてやっても良いし!」
あ…でも 大丈夫なのか…?
冬が、拒食症じゃないのに、もの くわねー っていうのは、単にお金が無いだけ…?
「その…持ってくれるのは、すげー嬉しい…けど…、大丈夫なのか、冬?」
「え…?」
「その…お金、とか?」
「大丈夫です。」
にこにこ笑って、あっさり言われた…。
うー、お金あるなら なんで食べねーんだよー。
「ほんとか?ほんとーに大丈夫なのか?」
「はい、大丈夫…えっと…携帯って、そんなに高い…んですか…?」
冬が不安そうに聞く。
「そりゃ…高いのも安いのもあるけど…1回、見に行ってみる?」
俺も不安だ。
ガラケーが何かわからなかったぐれーだし…。
ま、見てみて お金足りなかったら、冬も俺も諦めがつく。
でも…携帯…持って欲しいよな。
そうすりゃ、来なくても、こんなに気を揉む事ねーのに…
う…?ねーよな!俺!
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