アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
82
-
昼に電話しようと 携帯を取り出す。
冬からメールがある!
― 司さん、めいわくかけてすみません。
家に帰ります。
かんりにんさんに マスターキーでかぎ 閉めてもらいました。
本当に 本当にごめんなさい。―
はいっ??
何言ってんだ?冬は…?
「冬!!」
「…司さん…?」
「冬、こんにゃろ!
帰るなんてどーいう事だっ!」
「…え。…えっと?
ごめん…なさ…
ごめんなさい…。」
あ、まず…。
おろおろと困った笑顔の冬が目に浮かぶ。
「ごめんなさい…。
今すぐ…帰ります…」
「あ…いや!ごめん!いきなり怒鳴って悪かった、冬。」
「…あ…の?」
冬が戸惑う。
「冬、今 家?」
「…はい。でもすぐ戻ります。」
「いーよ、戻んなくて。具合どうだ?」
「はい、大丈夫です。」
うー!冬はいっつもそれだしな…。
「あの…ごめんなさい。」
「何が?」
「勝手に管理人さんに言って 鍵閉めてもらって…。
司さん、鍵持ってなかったんだ…。すみません。」
だから!
どういう思考回路で考えたらそうなる!!
冬は謎だ…。
いや…、本当は今すぐ 帰れと言いたくてしょうがねー…。
…これは純粋に心配してるだけだからな!
冬が1人だと無茶するのを 止めてーだけ…だからな!
うぅ…誰に言い訳してんだろ…、俺…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
84 / 735