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85 冬
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《冬》
…目が覚めたら、見馴れない所だったから、びっくりした…。
あ、そういえば司さんにおんぶしてもらって…じゃあ ここ 司さんの家?
見た事ある。
スープもらった…。
あたりはしんとして…そうっと起きたら、なんだかフワフワした。
もう午後なんだ…。
机の上に、置き手紙?
―冬へ
具合どうだ?
朝 測ったら 微熱に下がってた。
仕事、どうしても休めないから、医者は帰ってから考えような。
とりあえず大人しく寝とけ!
腹減ったら、スープとクラッカーあるからな。
ごめん、帰ったらお粥つくってやるから 辛抱してくれな。
昨日40度熱あったんだからな、くれぐれも大人しくしてろよ?
なんかあったら、電話しろ?
―司―
あちゃ…
…司さんに迷惑…かけたみたいだ…。
…大丈夫だと、思った…んだけど…な。
記憶がないや…。
昨日一晩…
なんか…あったかかった記憶…はあるんだけど…な?
なんか ぽかぽかして、安心で…。
多分…夢?
それでもいいや…。
…幸せな、幸せな…夢だった…。
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