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克だけだと思ったら 俊までついて来やがった。
俊の 混ぜっ返しにもめげず、事情を説明する。
俊!覚えてろよ!
事情を聴いたら、悪友たちは呆れた声で言った。
「司…おまえ、ばか?」
「いや、俊、ばかじゃない。単なる間抜けだ。」
…2人とも好き勝手言いやがってー!
改まって克がゆっくりと
「あのな、司。それは恋してるんだよ?」
「…はいぃぃっっ!!!」
克…なんてこというんだっ!
「そんな驚かんでも…。
いいかー、冬ちゃんが男って考えるから ややこしいんだよ?
女としてみれば、どうだ?
会えば嬉しい。気になって気になって 仕方ない。会えなければ、どうしているのかと仕事も手に付かない。
…それが恋ではなかったらなんだっていうんだよ?」
「俺、仕事が手に付かないなんて言った 覚えはねーぞ…?」
「司の事だからそうに決まってるし。」
うぅ…大当たり…。
「でも!冬は男だ!」
「案外、古いなぁ…。司は。」
俊が チッチッと人差し指を振る。
俊、おまえのリアクションの方が古いわ!
「同性婚が認められつつある時代だぞ。司。」
「そーそー。付き合っちゃえよ、司。」
「おまえら…。人事だと思ってー!
面白がってるだろ!!」
「はっ?俺、男にしか興味ねーし。」
…あ…?
「俺は男でも女でも抱ける。」
…い…?
…悪友たちの意外な面を 知ってしまった…。
っていうか!
良く無事だった!
俺!!
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