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…パシッと頬を殴られる。
「何呆けてんだよ!」
続けざまに殴られて、力なくぐったりする…。
「なぁ、もう1回犯ろうぜ?」
「俺、スパンキングっていうの、やってみてぇ。」
「なんでもオーケーっていう話だかんな。」
…話…してるのに…遠…い…。
「また!気絶すんな!面白くねーだろ!」
「ぐっ…っあぁ!」
!右手の…人差し指…熱い!!痛!痛い!
霞む眼を開く。
爪、剥がれ…てる!
「…いた…い…!痛いよぉ…。」
掠れた声で訴えるけど聞こえるのは、笑い声だけ…。
また…突っ込まれて、尻叩かれて…、性器は縛られたまんま…。
口を犯され、吐いても許されない…。
「…いた…ぃ ぃたいょお… いきた…ぃ ゅるして…もぅ…ゆる…して…」
…もう…どこか痛いのか…わかん、ない…。
うわごとのように、許しをこうけど…聞こえてくるのは、嘲笑い…。
…雪になりたいな…
綺麗な雪に。
もう痛いのは、いや…。
苦しいのも、いや…。
どのくらい、時間過ぎたのか…
やっと動けるようになったのは。
ドロドロの自分…。
精液と血と吐いたのと。
ノロノロと、それでもシャワー浴び…、掃除…する。
右手…使えない…痛くて。
下半身もまだ出血が止まらない…。
「痛い…よ、痛いよぉ…」
掃除してると…雑巾にぽろぽろ涙がこぼれる。
なんで…だろ…。
なんで泣いてるの?
痛いから?
前はどんなに痛くても泣かなかったのに…。
…窓の外見ると…
雪が降ってた…。
あんなに 待ち焦がれてた…雪。
窓を開けて、空に手を差し伸べた。
ゆき…ゆき…、きれい…。
…やっと…雪になれる。
綺麗な水に降る…雪に…。
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