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2時間前のこと、セシルは撮影の仕事が終わり、帰り際、一緒に仕事に来ていたレンから珍しい物を貰った。
「ハニー…バス…?なんですか?これは。」
「これはね、バスオイルだよ。これをお風呂に入れると、すごく気持ちいいんだよ。
セッシーお風呂好きだろ?使ってみて。」
「いいのですか!?ワタシ嬉しい!レン、ありがとうございます!」
セシルは喜んでそのバスオイルを受け取った。
勿論、レンが態々普通のバスソルトなんて持ってくるわけない。
所謂恋人向けの小道具で、お風呂に入れると、お湯がローションのようにとろみが出る、蜂蜜味のバスオイルだ。
以前恋人の真斗と使うつもりで沢山ネット購入していたものだが、ふと、最近カミュとのスキンシップが少ないと嘆いていたセシルにピッタリだと思い、寮から持ってきたのだ。
でも、使い方なんて説明したら、セシルが変に意識して使わなくなるかもしれない。
だからこそ、あえて細かいことは話さない。
「セッシー」
珍しそうな顔でバスオイルを見つめるセシルに声をかける。
「なんですか?」
「この箱の中に説明書が入っているんだけど、漢字が沢山書かれてて難しいから、バロンに箱ごと渡して中に入ってる説明書を読んでもらってね。」
「そうなのですね。わかりました、帰ったら早速カミュに渡します!」
そう言ってセシルは嬉しそうに寮へと帰っていった。
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