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「そろそろ良かろう。」
カミュ自らお風呂にお湯を溜め、蜂蜜のビンに似せたボトルから黄金色でキラキラと輝くバスオイルをトロリと入れた。
オイルは、比重の違いで湯の底に溜まり底が綺麗な黄金色になった。
カミュは袖をまくり右腕を湯につけると、大きな円を描くようにしてオイルを混ぜた。
お湯が徐々にとろみを増し、腕にも絡みつくようになってきた。自身の指先をペロリと舌先で舐め、そのとろみと味を確かめ満足そうにしている。
一方、うきうきのセシルは不自然なほど協力的なカミュに左程疑問も持たず、呑気に鼻歌を歌ってソファで待っていた。
「愛島、入るぞ。」
「はいっ♪」
脱衣所に移り、胸元のボタンを外そうと手をかけた時、ふとセシルの手が止まる。
考えてみたら、一緒にお風呂に入るのは行為をした後くらいで、こうして二人で一緒に服を脱いで同時に入ることなんてなかった。
素面の状態で入るお風呂は、どんな顔をしていたら良いのだろうか。
そんなことを急に意識してしまい、服を脱ぐことが急に恥ずかしくなった。
「(うう…なんだかちょっと恥ずかしいです…。
でも、せっかくカミュが声かけてくれたのに、どうすればいいでしょう…。
そういえば、カミュは恥ずかしくないのでしょうか?)」
戸惑ったセシルはとりあえずカミュのほうにチラリと目を向けてみた。
そこには、既に白いシャツを脱ぎ、半裸姿になったカミュがいた。
カミュの透き通るような白い肌は服を脱ぐとよりいっそう美しく、ブロンドの長い髪がよく映える。
こうしてじっくりと見たことがなかったので今まで気づかなかったが、いつも甘いものばかり食べているというのにカミュの身体は程よく引き締まっていて、男のセシルから見ても美しい。
「触りたい」という衝動に駆られ、だんだんとセシルの頬が赤くなっていた。
「何をジロジロ見ている」
ずっと見つめていたせいでカミュもこちらの目線に気がつき、こちらを睨んでいた。
「いっ…いえ、なんでもないです。」
セシルは慌てて目線を外す。
「さっさと服を脱げ。」
「わ、わかってます!」
「そう言いながら、さっきからずっとボーっとしているではないか。
貴様を待っていてはせっかく沸かした湯が冷めてしまう。俺が脱がしてやろう」
「いっ…、いいです!自分で脱ぎます!」
「つべこべ言うな!」
カミュは、セシルの服を脱がせようと、じりじりと近づいてきた。
「カミュっ…、やめてください…!」
「(カミュとの距離が…ち、近いです…!!やめて…そんなに近づいたら…)」
今、セシルの目の前には、半裸のカミュが立ち尽くしている。
セシルはごくりと唾を飲み込み、鼓動が早くなってくるのを感じ、いつのまにか、下半身のモノも大きくなってきてしまっていた。
これ以上近づいたら、カミュにも股間の膨らみを気づかれてしまう…!
しかし、そんなセシルの気持ちなどお構いなしに、カミュの手がセシルのシャツへと伸び、いとも簡単に脱がされてしまった。
「ダメですってば…!!カミュ…!!」
「煩い。黙れ。」
ボトムスも脱がされそうになり、流石にセシルもジタバタと抵抗するが、自分よりも体格の良いカミュに敵う訳もなく、あっという間に脱がされてしまった。
セシルはカミュに衣類を全て奪われ、一糸這わぬ状態に。
そして、いつのまにか大きくなってしまった下半身も顕になってしまった。
「みっ…、見ないで下さい!」
セシルは思わず、手で隠してしまったが、しっかりとカミュには見られてしまい、セシルの顔は赤く紅潮している。
「ふん、裸体を見られた程度で発情するなんて、とんだ変態だな。」
「はっ…!!発情なんかしてないですっ…!!」
“発情”という言葉に過剰反応し、ついムキになった言い方をしてしまった。
「まぁ、どうでも良い。さっさと風呂に入るぞ。」
カミュは、するりと自身のスラックスを脱ぎ、一人でバスルームへと入って行った。
取り残されたセシルは、拍子抜けしたが、ハッと慌てて自分もバスルームへと入って行った。
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