アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
side K-2
-
「っは、何を勘違いしてんのか知らねえけどな、俺が今更そんなことでお前から離れると思うなよっ…!」
「っ要さっ、あ、もっ…!」
「汚されたってんなら、上書きしてやるよ。いくらでもな」
「ひぁっ!!?かなめさっ、まっ、、ぁああああっ!!!」
もう何も考えられないくらい、ガンガン腰を打ち付ける。
思った以上に怒りを覚えている自分に、冷静になれ、と言い聞かせるが、全く効果が感じられない。
新也を犯してる自分と新也を大切にしたいと思う自分とが混在する。
---でも。
これだけは、言わないといけない。
「愛してるから、、大丈夫だから、そんなに苦しむな」
快楽と罪悪感で歪んでいた顔が、和らいだ気がした。
「…ん、朝か…」
お互いに気を失うように眠りについたのか、後片付けもせずぐちゃぐちゃなまま目が覚め、そこに新也がいることにこの上なく安堵した。
「…ごめんな」
泣いたのか、赤く腫れた目尻をなぞると、モゾモゾと起き出しそうな雰囲気が出てきたので、俺も起きる準備をする。
そして冷静になった頭で考えると、…やっぱ今日は会社休むしかねぇよな。
「連絡しねぇと…」
携帯に手を伸ばすと、それを妨げる、手。
「新也、起きたのか?」
腹、大丈夫かと聞く前に、何かに怯えているような声。
「どこに、連絡…?」
「会社。今日はもう休むから」
「…っ、おれの、せい…?」
「違う。今日は俺がお前といたいだけだ。心配するな」
たまにはまぁ、こういう日があってもいいだろう。
まだ不安そうな新也の頭を撫でてから、連絡するからお前はシャワー浴びてろと言い残して、寝室を出た。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 30