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カチャカチャと、洗い物をする音で目が覚めた。
今日は大学が2限だけだったから、終わってすぐ要さん家にお邪魔して、ソファーで要さんが仕事から帰ってくるのを待ってた。
多分そのまま寝ちゃったんなだなー…とぼんやり考えていたら、気配を感じたのか要さんが振り返った。
「おう、起きたか?いま飯できるから待ってろ」
「ん、」
自分ではかけた覚えのないブランケットを見て、ちょっと嬉しくなる。
「要さん」
「ん?」
「おかえりー」
「ああ、ただいま」
ソファーから起き上がって、もうできてたご飯をよそいながらちょっと遅れちゃったおかえりを言う。
あー、幸せ。
fin.
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