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再び……
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「んっ…!?」
思わず目を見開くと、愛島が俺の首に腕を回し、引き寄せているのだとわかった。
そして、舌を俺の中へと絡め、激しいキスをしてきた。
「んぅ…っ、んっ…!」
「ハァ…カミュ…んっ…」
約一ヶ月ぶりの深いキスは、俺の身体を一瞬で蕩けさせ、腕や腰の力が抜けてしまった。
…しかし、意外にも早く、愛島は俺から顔を離した。
「はぁ…愛島…。」
キスの続きをして欲しい、その事で頭がいっぱいで、熱を帯びた視線を愛島に向けた。
だが、愛島は息を荒くさせながらも、少し複雑な表情を見せた。
「カミュ…どうして、寝ているワタシにキスを…?」
「…っ!!そ、それは……」
その言葉で、ようやく今の状況を思い出した。
そもそも、愛島に気付かれぬよう寝込みにキスをしていたというのに、それがバレてしまってはどう言い訳をしたら良いのかと、頭の中が混乱した。
「最近、いつもこうしてワタシの寝ている時にキスをしていますよね…?ワタシ、ずっと気づかないフリをしていました。気づいてることがバレたら、もうキスしてくれないのではと思って。」
「………」
愛島に…バレていただと…?
なんと言い訳をすれば良いのか、必死であらゆる考えを出してみるが、どれもまとまらない。
そもそも、毎日キスをしている事に、何をどう言い訳できると言うのか。
「初めてキスされたと気づいた時は幸せな夢を見ているのだと思っていました。…でも、毎日同じ夢を見るようになって夢ではないのだとわかりました。ですが、どうしてカミュがワタシにキスをしてくれるのか、何度考えてもわかりませんでした。だって、カミュは恋愛に興味が無いと言っていた。…どうしてワタシにキスをするのです?」
「それは…」
それは、正直俺にもわからなかった。
確かに、あの日のキスは不覚にも気持ちが良かった。
しかし、愛島の寝込みにするキスは、全く別のキスだった。
それでも、そのキスをすることが習慣になってしまい、唇を重ねないと気が済まなかった。
軽く触れるだけのキスですら、仕事でするキスとは比べ物にならない程気持ちが良いと感じていた。
何故、愛島のキスだけ違うのか、それは俺にもわからない。
沈黙を続ける俺に、愛島がとんでもない事を言ってきた。
「…もしかして、カミュはワタシの事を…」
「な…!?そんな訳なっ…」
そんな訳無い、そう言おうと思ったが、愛島の唇で口を塞がれてしまい、言葉が途切れた。
「んぅ…!?んっ…!」
そのまま上半身をベッドの中へ引きずり込まれ、横になっている愛島のほうへと倒れこむように抱き寄せられた。
上半身が重なり合い、愛島の体温を感じる。
それに、心臓の音が聞かれてしまうのではないかと思うと、余計に鼓動が高くなっていくのがわかった。
唇を重ねては離し、重ねては離しと、何度も何度もキスをし、厭らしくリップ音が響く。
唇の感触だけではなく、何度も顔が近づいてくるその行為は、視覚的にも厭らしく俺を興奮させる。
そう感じるのは愛島も同じなのか、目つきがまた雄の表情になっているのがわかった。
「んっ…、カミュ…ワタシ…もう我慢できません…。やっぱりアナタが…好き…。アナタが欲しいです…んっ…!」
「んっ…んぅっ…!」
そして、また熱い舌を俺の中へ挿し込まれた。
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