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「熱…じゃ無さそうだしな……」
一階に降りた俺は冷蔵庫の中身と睨みっこ中
取り敢えず水と誰のかわからないヨーグルトを手に取った
「あ、あと一応体温計と……冷えピタいるか?」
独り言を言いながら準備を済ませ二階に上がった
起こさない様にそっと戸を開けると
「…本当にごめんな…」
起きていたカラ松が上半身を起こそうとする
「いやいや、寝てていいから」
そう言うと大人しく言う事を聞いたカラ松は
深く毛布をかぶり両手で掴んだ
なんだよそれ、可愛いな…
「……チョロ松やっぱり、怒ってるか……?」
思わずじっと見てしまったため険しい顔になってたみたいだ
「!そ、そんなことないから…大丈夫…」
気を逸らすように持ってきたものを枕元に無駄に並べていると
「…一昨日から」
「え?なに?」
カラ松の方を見ると伏し目がちに
「…一昨日からちょっと頭が痛くてな…
でもすぐに治ると思って油断してしまったんだ……
早く言えばよかったな…移してしまったら俺が看病する…」
反省したように素のトーンで言うカラ松が俺は結構好き。
…まぁ、カッコつけてるのも好きだけど…
「そんなすぐに移らないって」
そう言うと
「そっかぁ」
そう言って安心したようにへらっと笑ったカラ松が
勝手に愛おしく感じて、独り占めしてるような優越感に浸って
風邪、引きたいなぁ………
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