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「おー、起きてたんだ」
ノックも無しに豪快に部屋に入ってきたのは長男。
そのまま戸を閉じてカラ松のそばであぐらをかく
「朝より顔色良くなってんじゃん」
「気付いてたのなら何か声を掛けてくれても
良かったんじゃないのか!?」
全く怖くない怒り方で布団を叩くカラ松を見て
おそ松兄さんは笑う
「おー、元気元気!!」
するとおそ松兄さんはキョトンとした顔になった
「あれ?お前服替えたの?今日フツーのパーカーだよな?」
そう言うとカラ松は恥ずかしそうに笑った
「いや……実は戻してしまってな………」
そう言うとおそ松兄さんは大げさに驚いて
「えぇ!!?カラ松兄ちゃん弟の前で吐いたのぉ!?
ダッサーい!!」
「し、仕方ないだろ!!?」
2人がワイワイと話す中俺はただポツンと座っていた
俺の前では吐きたいことをすごく隠してたのに
おそ松兄さんにはすぐに話した
些細なことだがこれが明確な俺とおそ松兄さんとの差。
俺はこの2人の間には割り込めない。
嫌でもそうおもわされる。
さっきよりもより元気になったカラ松が笑う中
おそ松兄さんと目が合った、とき
「チョロ松もありがとな」
そう言ってニカッと笑った兄
「別にいいよ?」
俺もニコッと笑って返事をした
いくら兄でも先を立たれるのは心底腹が立つんだよ。
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