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トイレから出た後洗面台で手を流していた
何度も何度も石鹸をつけて擦った
ただでさえ汚いのだからよく流さないといけない
掌にかかる水がひどく冷たく感じた。
ふと流していた指を止める、
1人で何をやってんだろただ虚しいだけなのに……
ここまで来ると本当に後には引けないんだ…
と実感してしまって………
「ニーサン!!!!」
「うわっっ!!!」
鏡に写る自分の後から顔を出したのは十四松だった
「お、驚かすなよ!!」
ドキドキとなる心臓を押さえ少し切れ気味に言うと
「野球どうッスか!?野球どうッスか!!?」
俺の横を騒がしく動き叫ぶ十四松
「あー、野球?また今度ね」
こいつの野球は永遠だ。付き合うと晩まで捕まることになる…
「え〜!!スッキリしまんで!!どうッスか!?」
手を洗っている後ろで何度も聞かれるので
「あー!!はいはい!わかったわかった!付き合うから!!」
半分ヤケになって返事をすると
「マジッスか!!!やったーー!!」
そう言ったと思うとガシッと手首を捕まれた
「ちょ、」
言葉を言う前に俺はものすごい力で腕を引かれ
河原まで引きずられることになった。
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