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「ん。」
ひょいと視界の端から出てきたのはただの水
「今日いつもより飲んでるから…」
差し出したのは一松だ、こいつは見かけによらず気の使える奴で
「……お前も飲めよ!」
あいにく俺は今腹たってるからやけ酒したい気分なんだよ!!
最初はトド松にしようかと思ったけど
あいつ酔うと構えってうるさいからな…どっかの誰かさんと似て…
「ちょ…!俺はいい……!」
「うるせぇ!!兄貴の酒が飲めないのか!あぁ"ん!!?」
「絡みウザっ!!」
俺の差し出す缶ビールを押し返す一松に哀れんだ目を向けたトド松
「おろおろ、カラ松ギブ〜?」
ついに潰れたカラ松はそのまま机で目を回していた
「おらぁ!!」
「んぐッ!!?」
隙を見せた一松の口に酒を流し込んだ
「く、そがぁあ……」
そう言って後ろに倒れた一松もギブみたいだ
「うっわ、ゲスいわぁ…
てかおそ松兄さんなんでいっつもお酒弱いカラ松兄さんのこと酔わせるの?」
俺とおそ松兄さんを交互に見たトド松は呆れ顔
「それは俺も思ってた!!!」
今回のやけ酒の原因をトド松がうまく聞いてくれたおかげで
俺はその話に身を乗り出して乗っかった
「え?だってコイツ酔ってる時ぐらいしか構ってくれないし
面白いじゃん??
意外とコイツもノリノリだし〜?」
そう笑ってカラ松の頬をつつく兄
「そんなわけないだろ?無理やり酒飲ませて楽しいわけないし!」
睨みながらそう言うとトド松は携帯から俺へと視界を向けた
「いや、それチョロ松兄さんも言えないからね」
「なにが」
そう言うと引いた顔をしたトド松の代わりに
十四松がにぱっと笑って
「チョロ松兄さんもおそ松兄さんに
無理やりお酒飲まされてる時楽しそうだよ??」
「は!?…んなわけないから!
てかそこの2人はくっつき過ぎなんだよ!気持ち悪い!」
「それは兄さんもでっせ!!」
「なっ…!!」
反論しても弟達に同じだと訂されて、
目先でニッと笑う兄をただ睨みつけていた
「まーま、いいじゃんかそんなことはさ」
コイツといると距離感とか当たり前の境目が
おかしくなるだけだ…
毒されてるだけだから!!
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