アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
1 約束
-
「フッ、今日も一段と輝かしいぜ、サンシャイン……」
「……そうだね」
痛いセリフをかますカラ松に空返事をする
「……やっぱり、付き合わせるのは嫌だったか?」
そう言ってへらっと笑った顔にハッとする
「…ううん、そんなことないよ!早く買いに行こう!」
カラ松は傷付いたときにそれを誤魔化そうと、
カッコつけようと無理矢理口角を上げる
カラ松が知らないカラ松の癖の一つだ。
俺がこんなだから心配されるんだ、第一カラ松の好きな人の、プレゼントって訳じゃないし
そうだ、まだ、決まってないんだし…………
「ねぇ、カラ松」
足早に歩く人ごみの中で俺は足を止めた
「ん?」
そう言って俺の半歩前で足を止めたカラ松が振り返った
「………ううん!やっぱいいや!何買うの?」
「実はだなまだ決まってないんだ、だから━━」
聞けなかった、誰に買うの?なんて、
好きな人に買うの?好きな人いるの?
ねぇ、カラ松、
「チョロ松、付いてきてくれてありがとう!」
俺のこと好き?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
52 / 63