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カラ松
俺は高校に入って演劇部に入った、
舞台に立ち輝く姿に憧れた。
あんなに堂々と出来たら積極的にアプローチ出来ると思ったからだ。
そんな青春真っ只中の時だった、
『えー!?それは無いって!!』
いつものように舞台の準備をしているとシナリオ作りの女の子が揉めていた
『こっちの方がロマンチックじゃない?』
『それじゃまるで』
2人が揉める事は多々あった、意見が対立するほどいい作品ができる。
と俺は理由付けし巻き込まれないように裏側に回ろうとした時
『男同士が愛し合ってるみたいになる』
『でも、作品に置いて愛は様々あるよ別にいいんじゃない?』
俺は汗ばんでくる手にグッと拳を作った、
そうだ、言いたい奴には言わせておけばいい俺には関係ない。
『その事を言ってるんじゃなくて!子供が出来ないでしょ!?』
こども……
『これは未来へと繋がる希望の話!
未来への道を閉ざすような要素は入れちゃダメ!』
『……まぁ、そう言われればそうかも……』
『その設定凄くいいけど、人気が出れば
子供の物語も考えたいの、だから、ね?』
『…………そうだね!分かった!』
『それでいいよね?部長』
2人がくるりと俺の方を向いた、
「…………あぁ、そうだな、子供の存在は大きい
それで行こう。」
そうか、子供か、そりゃそうだよな子供…………
この2人は単純に物語を作る話をしていた。
未来と希望と子供…………
俺の愛には全部、無いものだった。
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