アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
密室に二人っきり。―菅原×日向―
-
「……こんな時に困らせてゴメン…。ホント、俺、どうかしてた……。ヒナタ…悪い、今の忘れて…?」
ギリギリの理性で気持ちを押し殺しながら。
ヒナタから離れる。
……ただでさえ、薄暗い倉庫に閉じ込められて不安なヒナタに。
俺は…怖がるヒナタを利用して。
俺を心から慕うヒナタを困らせて。
そのままに強引に自分のモノにしてしまいたい。なんて……。
これじゃあ俺、すごくカッコ悪いじゃん……。
「…俺、ヒナタの近くにいると何するか分からないからさ。少し離れるね…。あとさ、誰かが俺達を見つけてくれるまでの間、話でもしよっか?」
そう言ってヒナタとの距離を空けて。
たわいない話を始めた。
「ヒナタは好きな食べ物って、何?そんな話とかしたことないよね。…ちなみに俺は麻婆豆腐。すっげー辛い方が好き。辛い方がさ、なんかこう食べた時に美味しく感じるんだよね。ヒナタは…?」
「ヒナタ……?」
黙り込んでしまったヒナタにまた声をかけてみる。
「おっ、俺………好きですっ!!///…た、卵かけごはん、が…………」
「…!?//////……Σ!!…あっ、…た、卵かけごはん、好きなんだ、ヒナタは…(焦)」
「………は、はい…///」
「「…………」」
「えっと……。…ハハッ、なかなか話、盛り上がらないな…こ、今度は何、話そ…か…ヒナタ?」
「…………えっと……その…///」
このぎこちない雰囲気にオレは内心、頭を抱えてしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 35