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家の前に着き玄関のドアを開ける
あれ…鍵が空いてる…
おかしいと思い中に入る
「七海〜?
おーい!」
寝てんのか?
そう思い寝室に入ると
「…ふー…ふー…ふー…」
「や…やぁ…いえおあん(英雄さん)…っ…」
木の棒を持った女と部屋の隅に縮こまっている七海がいた
「…ぁ…ち、違うの!」
女は俺の姿を見ると違うと言い訳をしようとする
「何が違うんだ。」
俺は七海に近寄る
こんなに血が出て…
何回殴られたんだ…
許せない…
でも流石に俺の力でこの女を殴ったらやばい
それも病院行きの警察沙汰だろう…
…はぁ…落ち着け俺…
「謝れ。」
「ぇ…?」
「え、じゃねぇ謝れ。
今すぐだ。」
イラついてる俺は多分鬼の形相だろう…
そんなに怯えてるんなら早く謝って帰れ…
「…ご…ごめんなさい…すいませんでした…」
震えた声で土下座をする
言ってもねぇのに土下座とはいいじゃん…
「…おい。」
「…いっ!!」
女の髪の毛を掴んで上を向かせる
「今度七海にこんな事したらどうなるか分かってるよな。」
「は、はい。」
「あと…お前はクビだ。
明日でいいから荷物まとめて出て行け。」
「…っ!」
「わかったらさっさと失せろ
俺がお前を殴らねえうちにな…」
ドタバタと走り去る女
さてと…
「七海…。」
「ぅ…おわあっつぁ(怖かったぁ)!!」
「ごめんな、遅くなって…」
俺の胸に顔をうずめる七海を抱えてリビングに移動
救急箱を取り、取り敢えず傷を見る
「…あー…そんなに深くねぇから大丈夫だろ…」
「…いあいぃ(痛いぃ)…ぅ…ひっ…」
「はいはい…しみるぞー」
「うぇぇえ!
やぁぁあ!!」
痛い痛いと七海が暴れる
その痛み分かるぞ…分かるからちょっと待って。
ぎゅっと七海の頭を押さえて圧迫する
「…ひっ…うっ…んぐ…」
「…よし。」
でっかい絆創膏を貼り終了。
縫う程度の傷じゃないからこれで大丈夫だろ
タオルと水で顔の血を拭いて俺もスーツから部屋着に着替える
はぁ…まぁあの女はもう許すとしよう
頭の傷も跡は残らなそうだし。
「いえおあん(英雄さん)!
えへへ!」
なんかこいつも元気そうだし…
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