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施設に警察が入っていくのが見える
俺は落ち着かなくてうろちょろと施設の前を行ったり来たり
「落ち着いてくださいよー」
「おまえ...こんな状況で落ち着けると思ってんのか!」
「デスヨネーw」
胸ぐらを掴むとヘラヘラと笑って降参と手を上げる
30分程するとぞろぞろと中から高校生から小学生程の男女が出てきてその後ろから手錠に繋がれた職員と思われる奴らが10人程出てきた
七海はまだ出てこない...
何処だ...
またしばらくすると4人の男が出てきてそいつらは他の奴とまた違った完全に狂ってるケラケラと笑って警察を馬鹿にしている
「あー、あれが施設長とその息子。
多分七海を誘拐した張本人達ですよ
もうすぐ七海出て来ると思いますからその怖い顔どうにかしてください。」
「殺す...」
「いやそれあんたも捕まるからね。
七海のためにもあんたのためにもとりあえず落ち着こうよ」
深呼吸をして次々に出ていくパトカーから目をそらして施設の出口をみるとストレッチャーの上に力なく横たわる七海が居た
救急隊員が俺の元にきて今から病院に運ぶと知らせられる
救急車に乗り送る病院が決まり俺に話し始める
「落ち着いてください
低体温症でこれ以上体温が下がると危険ですし
それに脚の骨が折れています
頭も殴られたような跡があり意識も無いので脳震盪を起こしています
でも大丈夫です必ず助かりますから」
優しく微笑まれ少し落ち着く
病院につき手術室に運ばれていく七海を見送って近くの椅子に座る
ずっと正面にある時計と睨めっこをして3時間後手術室から七海が出てくる
「手術成功しました
体温も少しずつ戻ってきていますし脳にも以上はありませんでした
ですが...もしかしたら脚の方に後遺症が残るかも知れません」
「大丈夫です。
命が助かっただけでも...
ありがとうございます。」
「礼には及びません...
後遺症といっても歩けなくなるという訳ではありません、歩き続けると脚が痛くなるという軽いものですのでご安心ください。
明日には目を覚ますと思います
では...」
個室に入れられて今日は病院に泊まることになった
布団の中にある手を握るとまだ少し冷たい
でも眠っている顔は少し顔色が良くなっていて安心する
俺も眠くなってくるが七海のそばに居たくて用意された布団には寝ずに座ったままベットに突っ伏する
無事に起きることを願って瞼を閉じた
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