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おそ松さんが何か見たらしいですよ。
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「なあなあ、チョロ松ー」
ソファーに座って求人雑誌を見てるチョロ松におそ松は声を掛けた。
「何?おそ松兄さん」
けれど、視線は求人雑誌のまま。
「俺さー、凄いもの見ちゃったんだよね」
そんなの気にせずに、話を続けるおそ松さん。
「何見たの?」
「一松の奴がさ、カラ松相手に腰振ってんの」
おそ松さんは、身体を伸ばしつつそう言った。
「………は?」
反応が遅れてやってきたチョロ松。
「それでさ、カラ松は泣きながら一松に「ちょっと待って!!」
それも気にせず話を進めようとするおそ松さんにチョロ松が話を止めた。
「おそ松兄さん、それ本当に言ってるの?」
求人雑誌はチョロ松の手から離れ、床に転がっていた。
「は?本当の事しか言ってねーよ?」
いつもと変わらない口調で、目の前にあったお茶を啜り飲む。
「は?はぁ?!はぁぁぁ?!!!え、何なの?!僕とおそ松兄さんしかいないこの部屋で、おそ松兄さんがいきなり突拍子もない事を言ってきたけど、何なの?!」
混乱しているのか、上手いことツッコミが出来ないみたいだ。
「だって、お前……求人雑誌読んでるし、俺はパチンコ負けて金ないし?そんで、時間だけが余ってるからさ、チョロシコスキーとお話しよーと思ってさ」
「誰がチョロシコスキーだ!!………じゃなくて、本当に見たわけ?カラ松と一松がヤッてるの」
さっきの動揺っぷりは何処に行ったのやら、冷静にそう言った。
「いくら暇でも、弟をダシに使ってにとっては、嘘、言わねーよ?俺」
「……………」
散々ダシに使われたチョロ松は何故か真顔になった後、冷ややかな目をした。
「チョロ松ー、いくら何でもその顔は俺も傷つく」
「……どこで見たの?」
「あ、やっぱり気になっちゃう感じ?まぁねー、長男として俺も弟の下情報も把握して置かないとねー」
「早く言えってんだ、コラ」
なんて御託はどうでも良くて。
「なんだよー……ったく。2階の寝る部屋だよ。あそこでヤッてた」
いつも六つ子全員が寝る部屋。
そこでやっていたと。
「……マジかよ」
全然全く匂いなんてしなかった……筈じゃなかった。
磯臭い時………あったわ。
何か、いか臭い臭いしたわ。
「あの日は確か…………」
と、おそ松さんが話し始めます。
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