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新しい始まり
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「ここ、が、鳳来....学園」
俺の名前は、猫屋敷 音夢って言うんだ
あ、因みに心の中では普通に喋るけど、口では途切れ途切れでしか喋れないよ
まぁ、どうしてかは教えないけどね
それはともかく、俺は今鳳来学園の門の前にいる
今日から俺はここで過ごす
少し不安だけれど、幼馴染がくれた場所だから平気....だよね
それにしても、これどうやって開ければいいんだろう
どこかにチャイムとかないのかな
アレかな.....押してみようか
ピーンポーン
チャイムの音....他は豪華なのに、これは普通なんだ。何か、残念
《はい。こちら、鳳来学園です。不審者じゃなければ用件をどうぞ》
「今日、来た、猫屋敷 音夢.....です」
不審者って言わなくても.....まぁ、仕方ないのかな
今の俺、髪で顔が隠れてるからよく見えないし
ってあれ.....何処から、見てるの?
少し周りをキョロキョロして見たが、全く分からなくて、ん?と首を傾げた
でも、考えても仕方ないし、声が聞こえたからまぁ、いっかって思って諦めた
《はい。話は聞いております。どうぞ、お入り下さい》
門番さん?が言った後、直ぐに門が開いたから直ぐに中に入った。門は入ったら直ぐに閉じたけど
でも、ここからどうしよ....周りは木で囲まれてるし、少し先に行った所には噴水が見えるし
うーん
「音夢ー!!!!」
ん?この声は.....
ハッとして声の聞こえた方を見ると、小さいのと大きいのが二人並んでこちらの方に歩いて来ていた
途中、小さい方は手を振りながらこちらの方に走ってきたが.....
遠くにいても分かるあの姿....あぁ、あの子だ.....それ以外考えられない
もう一人は知らないが
あの子が、此処まで一直線に走ってきて俺に抱き着いて来た
そして、お腹に頭をグリグリと押し付けてくる
「音夢!!!音夢音夢音夢音夢ー!!会いたかったよ~」
「ん....おれ、も....会いた、かった」
俺に抱き着いてきたその子は、俺の恩人で、大切で大好きな幼馴染
宝条 菜月.....
俺もギュウっと抱き返すと、菜月の隣にいた不機嫌顔の男が更に不機嫌になって、菜月を俺から引き剥がした
菜「ひゃっ!ちょっと、柊夜先輩。何、やってるんですか....折角の再開を邪魔しないで下さい!!」
「コイツが、菜月の幼馴染か.....こんなオタクみたいな奴が」
菜月の言葉をスルーして、引っ張った菜月を俺に見せ付けるように大きな男が菜月を抱き込む
こちらを見ながら....
何をやってるんだろう?と思ったけど、それよりも重要なことが一つあった
だから、いつもの癖で首を傾げて二人に聞いてみた
「.........オタ、クって、何?」
って....
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