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理事長室
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菜月の頭を撫でた後、直ぐに嬉しそうにして俺の腕をまた引っ張りだし、いつの間にか止まっていた足をもう一度動かし始めた
本校舎までは道が長く、後10分くらいかかるそうだ
何で、歩きで着たのかって聞いたら、俺と沢山話したいからだって
可愛いね。照れるね。でも、俺ハキハキと喋れないからヤダな
他の人達みたいに普通に喋れたらな
菜「あれ、音夢今他の人達みたいにハキハキ喋れたらなとか考えたりしなかった?」
「え.....何、で、分かっ、た。菜月、こわっ」
菜「音夢の考えてることなんて、僕にはお見通しだよ!!何年一緒にいたと思ってんの」
う.....菜月には勝てない。ションボリとしていると、隣から肩をポンポンされた
誰かと一瞬思ったけど、そんなの一人しかいなくて、頭を上げると
予想通りかいちょーさんが俺の肩をポンポンしていた
真顔で.....
「ムカ、つく.....」
柊「いっ!?お、おま、え...こん、くらい、で....蹴るな、よ...」
「知らな、い。かいちょー、さん、が、悪、い」
菜「うわー。痛そ.....ドンマイ、柊夜先輩」
真顔が何か嫌だったから、かいちょーさんの息子さん蹴っといた。痛いね
でも、ポンポンするのが悪い
菜「まぁまぁ、膨れないでよ音夢。あ、ほら着いたよ~」
此処が、本校舎!!そう言って、両手を腰に当てて鼻歌でも歌いそうなくらい自慢げにする菜月
何故、菜月が自慢げにしている
でも、微笑ましい
理事長室は確か、本校舎の最上階にあるって言ってたよね。.......たっかいなー
菜「あのね、校舎に入って真っ直ぐ行くとエレベーターがあって、それに乗って行くんだよ。因みに、理事長室はブラックカードがないと入れないんだよ。生徒会室も風紀委員室も、そのカードが必要でーす。僕、理事長に一度も会ったこと無いんだ、だから、会うのが楽しみだよ」
授業中....だからだよね。中は人気が無くて、すっごく静.....落ち着くなぁ
それにしても、ブラックカードか....全部の部屋開けられたりするのかな
良いなぁー
柊「だが、もし菜月が理事長に会って惚れたりしたら....そう思うと、会わせたくない」
復活したかいちょーさんが、拗ねた顔して菜月に言うが.....ハッキリ言ってキモい
菜月なら可愛いと思うけどね
柊「蔑んだ様に引き下がるの止めろ!!ゴホンッ....とりあえず、理事長に会いに行くぞ」
かいちょーさんって、からかいがいがあって面白い
菜月はあげないけどね
かいちょーさんがエレベーターに乗り込んだから、それに習って菜月と俺もエレベーターに乗った
さっきの説明で言っていた、ブラックカードを使って理事長室まで行くみたいだが...
最上階までの階が多過ぎる
柊「フッ....良く見ておけ。お前の様な根暗が、ブラックカードを見れるなど奇跡に等しいのだからな!」
黒色のカードを懐からだし、俺に見せつけてくるかいちょー
もう、さん付けする必要性を感じない。だから、さん付けなんてしてやるもんか
俺にカードを見せ付けて満足したのか、カードを差し込み口に差し込んでから最上階のボタンを押した
あ、エレベーターの中も勿論豪華だよ
床に、赤いカーペットが敷き詰められてあって、すっごくふかふか何だ
壁の触り心地も滑らかでずーっと触ってても良いくらい
やっぱ、凄いね金持ちは
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