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チーン
いろいろと思っていたからなのか、意外にも早く最上階に着いた
自分でも驚きだ、でも、もっと驚きなのは最上階だ
何故なら、理事長室しかないから
道は長いのに、一部屋しかないって.....すっごい無駄。もっかい言うけど、長いし無駄
菜「理事長って、どんな人なんだろ.....僕も、ていうか、生徒全員が理事長を見た事ないから気になる」
柊「生徒会長でさえ、理事長には会った事無い。書類なんかも、隣にあるポストのような物で受け渡しが行われている。それにしても.....」
一旦話を止めて、俺を見るかいちょー
まぁ、そーだよね。生徒会長でさえ理事長の顔を見た事無いのに、今日来たばかりの一般生徒が初っ端から理事長に会えるんだもんね
あ、今までの外部生も理事長に呼ばれた事は無いらしいね
てか、見詰めんの止めて欲しい。恥ずかしい.....
「見る、な。早く、行って、早く、寮に、行く、の」
俺が歩き出すと、菜月も慌てたようにして歩き始める
かいちょーは、菜月の行動に少し笑いながら歩き始めた
菜月には、優しそうな顔をするんだな....
ああ言う顔になるのが、恋って言うのかな
「着いた.....」
扉の前に立つと、少し遅れてきたかいちょーが俺の後ろから扉にコンコンっとノックした
むー.....俺の後ろからやるなんて、俺が小さいみたいじゃんか
言っとくけど、俺は小さく無いよ!!かいちょーがおっきいだけだからね!!
あ、何か、機械音声が聞こえてきた
外部生の方だけ、お入り下さいだって
しつれーしまーす
心の中で呟いて、扉に手を伸ばす
普段は、扉に鍵が掛かってるみたいで開かないんだってさ
ガチャッ
柊「あ、開いた....何故、コイツが理事長に会えるんだ。意味が分からん」
顔は見えないけど、顔を顰めているのがビシビシと伝わってくる
俺も、分からなくも無い。うん
それにしても、扉を開けたのは良いけどもう一枚扉があるんだが...
あれか、中を見せないために扉をもう一枚つけたのか
つまり、一枚目の扉を閉めろってことね....どれだけ見られたくないのか....
扉を閉めてっと....もう一枚の扉を
ガチャッ
ガバッ
「ふぁ!?」
扉を開けて一歩前にでた瞬間、黒い物体が目の前に来て、抱きつかれた
何だ何だ、と思って目をパチパチして見るけど、抱きつかれてるのには変わらなくて....
「あー....久しぶりの音夢だ。会いたかったぜ?探しても探しても見つからねぇから、干乾びるかと思った」
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