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僕は今、非常に困っています……
「ちょっとぉ~やだっ!そんなところぉ…ぁっ…」
この学校は、男子と女子で校舎が別れているが、職員室と保健室、食堂は共通で行き来できるようになっている。
あやちゃん達と別れて、保健室に来たらこれだ。
でもこんなことって……
ベッドのギシギシ軋む音、時々聞こえる甘い吐息と声。
すごく生々しくて……
僕はどうすることも出来なくて、保健室のドアの前で随分と前から固まって、動くことができなかった。
「………おい」
「ひゃっ……!!」
不意に肩を叩かれて、飛び上がるほど驚いた。後ろを振り向くと、白衣を着た男の人……
「先生……」
「どうしたお前。顔真っ赤だぞ?」
保険医の黒田(クロダ)先生が立っていた。
状況を説明しようと思ったが、言葉にするのが恥ずかしくて、口をパクパク開閉することしか出来ない。
「あ?……あ~そういうことか。」
保健室の中の音が聞こえたのか、先生は自分で納得してくれた。
納得して先生は勢い良く―――――
―――ドアを開けた。
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