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――――――幸……
名前を呼ばれた気がして、ふっと意識が浮上した。
ゆっくり目を開けると、そこは僕の家の見慣れた天井だった。
「……ん………?」
少しの違和感に、まだ働かない頭を動かす。
僕は今朝、ちゃんと学校に行って、授業も全部受けて……
そこから先が曖昧だ。
「あれ……?帰る準備して…」
みなみが走ってきて……
そこでしっかり思い出した放課後の濃すぎる出来事。
まだ寝起きでふわふわしていた頭が、一気に覚醒した。
ガバッと上体を起こすと、途端にお腹に走る鈍い痛み。
それが、現実であったことだと物語っていて。
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