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音の2。はないちもんめ
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はないちもんめ
「君も似合うね」
体格の良い男には不釣り合いな花柄の着物を肩にかけられ
無理矢理キスをされる
「可愛い私達の花嫁」
似合わない着物姿の自分の姿を見て
「…はっ!」
自嘲気味に笑う
そういえば
死んだあの子はこんな花柄が似合っていた
「あ…あの…」
鬼手にどう声をかけて良いか分からない蒼太に
鬼手は笑顔のままで
「お久し振りです」
「おかえりなさい!鬼手さん」
駆け付けた元弥に挨拶をした
「元弥君も元気そうで良かった」
蒼太の横を通り抜け
元弥と手を握る
「お帰り鬼手君!また戻って来てくれたんだな!」
「体の調子はどう?無理をしてはダメだよ」
剛志と幸一も鬼手の帰還に喜び
「お帰り鬼手君。そしてすまなかった」
夏輝も鬼手を抱き締め
労る
「とんでもない!あれは僕のわがままです。重蔵さんにも迷惑をかけてしまって…」
「そんな事はない。君は村の大事な住人なんだから」
弟を可愛がる様に頭を撫でる夏輝
「もう二度とあんな事はしないでくれ」
悲しげな表情に
「すみません…」
鬼手も泣きそうになる
「あんたらが壊した癖に…」
怒りで拳が震える
「それより君を心配している人がもう一人居たよ」
剛志が蒼太を呼ぶ
「君ら知り合いなんだろ?」
「あのっ!俺…」
「…え?…」
きょとんとした鬼手が見つめる
そりゃそうだよな
夢の中でしか会った事ないのに
「君の名前を知ってたよ?鬼道さん」
見ず知らずの人間が
あなたを知ってますなんて
ストーカーだもんな
「知り合い…じゃない?」
幸一に怪しまれる蒼太
「まさか…すとー」
「ああ!鬼道蒼太さん!久しぶりです。こんな所で会うなんて奇遇ですね」
鬼手が助け船を出した
「何だ。鬼手君が知らない人みたいな顔をするから、てっきり鬼道さんが君のストーカーをしていたかと思ったじゃないか」
「しませんよっ!」
「すみません。バイト先で一緒に働いていました」
「そうなんだ」
「シフトが違うから挨拶程度でした。それと学部は違うけど同じ大学です」
そう言われて見れば
見覚えのある顔だった
バイトの交代でよく挨拶をしていた
そして大学でもすれ違っていた
「バイト先で…最近見かけないから心配していて…」
鬼手に話を合わせる
「そうなんだ」
「同年代のバイトが居ないから結構目立つんです」
ははは
と笑い
「ここに来てたら分かんないもんな。あ、俺調べ物をしますから」
誤魔化した
「…嘘だな…」
鬼手君がバイトしていたのは去年までなのに
挨拶程度の人間を覚えていられるか?
「はあ…助かった」
鬼手とバイト先や大学が一緒だという偶然に驚いたが
相手が覚えていた事に感謝した
「そういえば鳥辺野から連絡が無いな」
スマホを取り出すと
ラインが来ていて
鳥辺野からのメッセージは
『詰め物が取れたなら歯科へいけ。ワザワザ見せるな』
「知らねーよ!ワザワザ見せねーよ!」
電話をかけ
鳥辺野に怒鳴る
『何怒ってんだよ』
「あれは焼却炉で見つけたから調べて欲しいって頼んだんだよ!って詰め物?」
『俺も焼き鳥食ってたら取れたんだ。確かクラウンとか言う銀色の被せ物だ。虫歯治療によく使う』
「じゃああそこで燃やしていたのって…」
『誰かが落としたって可能性は?』
「あるかもしれないけど…そういえば鬼手さんが…」
『退院したそうだな。見舞いに行ったらそう言われた』
「ああ、治ったらしくて。普通に挨拶した」
『そうか。後な鬼手君はうちの大学の歴史学の生徒だった』
「本人から聞いた」
『お前と違って熱心な学生だったがご両親が借金を残して消えたとかで学費が払えなくて辞めた』
「お前と違っては余計だ。歴史学を勉強していたならあっちに頼んだ方が良くね?俺…もう限界…」
『何かあったのか?』
「セクハラ…」
『ああ…鳥川さんな。何か怪しいライターの男が言っていた』
「あ!そいつにも強姦されそうになった!早く連絡しろよ!」
『悪い悪い』
「軽いな!おい!」
『まあいいや。帰るなら帰ってこい。お前には無理を…』
「すみません。そういう訳にはいきません」
いきなりスマホを取り上げられ
剛志が鳥辺野と話す
「鳥辺野さん。お久し振りです。鳥井村役場の鳥飼です」
『ああ鳥飼さん!お久し振りです。鬼道がお世話になっています』
「鬼道さんは竜也さんの調査だけでなく村の祭りにも貢献して下さった大事なお客様です。中途半端な状態で帰って欲しくありません」
『しかし…鳥川さんの…』
「鳥川はイタズラ好きで鬼道さんにもご迷惑をかけてしまったのは謝罪します」
『あの鬼部とかいうライター…』
「あの男の事も謝罪します。我々がしっかりと見張っていればこうはならなかった。鬼道さんに怪我はありません。レイプも未遂です」
「あのっ!」
自分達のした事を棚上げする剛志に
蒼太は抗議の声を上げるも
「しぃ…しぃ…静かにしようか蒼太君」
幸一が覆い被さり
股間を握る
「会社の大事な話に口出しをしてはいけない。ビジネスマナーだよ」
「や…たす…ぐっ!」
幸一の手のひらに口を塞がれ
ペニスを擦られる
「今鬼道さんは竜也さんの行方の手がかりに一番近い所にいます」
剛志が話をしている側で
「んんうっ!」
くちゅっ
くちゃっ
蒼太は現れた元弥にペニスをしゃぶられ
幸一にアヌスを解され
「それとも先生に言うかい?僕は男なのに女装させられて…」
ずちゅっ
「ぐうううーっ!」
ペニスを挿入される
「男にレイプされました…って…」
ずちゅっ
ずちゅっ
「あぐっ?んんんっ!」
「静かにって言ってるだろ?」
腰を振り揺さぶられる
「ふっ!こんなに硬くしてレイプも何も無いですよ」
クスリと笑い
元弥が再度くわえる
「そうだな。合意の上ならレイプじゃない」
ずちゅっ
ずちゅっ
ぐちゅっ
「んっ!んっ!」
『分かりました…しかし鬼道に何かあったらこちらも考えがあります』
「はい。鳥川も反省しておりますので。鬼道さんには引き続き調査をお願いします。報酬は本人に直接渡します」
スマホを切り
机に置く
「幸一!もう少し解してやれよ!痛いだろ!」
「こっちが萎えてないから大丈夫だろ?」
「元弥君も!無理矢理は良くない!彼に訴えられたら困るだろ?」
「すみません」
笑いながら謝罪する元弥
「本当に誰に教え込まれたんだか…」
「お前だお前。それより鳥辺野さんは?」
「こっちに任せるって。鬼道さん」
改めて蒼太に振り向く
「あっ!いやっ!やっ!」
ずちゅっ
ずちゅっ
「あっ!ひっ…」
「まだトんでないな。改めて竜也さんの捜索の件。鳥川から依頼が来ました」
明細を見せる
「滞在中は鳥川や我々があなたの面倒を見ます」
「性欲処理もな」
「幸!悪ふざけは止めろ!そしてそれとは別に捜索の時間給。これはタイムカードを作ります」
「こういう時も事務的な…」
元弥が呆れた様子で
蒼太の乳首にしゃぶりつく
「そして竜也さんが見つかった時の成功報酬を支払わせて頂きます」
幸一に犯され
喘ぐ蒼太に紙とボールペンを差し出す
「これはその契約書です」
サインを貰えますか?
と
営業スマイルの剛志に
「んあっ!はぃ…」
蒼太はサインした
「字が震えてら…ま、いっか」
「お帰り鬼手君」
「あっ!ああっ!んっ!」
ずちゅっ
ずちゅっ
ぐちゅっ
「あはああっ!夏輝さん!夏輝さん!」
社務所に連れ込まれ
夏輝に抱かれる
「君が帰って来るのを心待ちにしていた」
他の男も鬼手にキスをし
ペニスにしゃぶりつく
「あうっ!気持ち良いっ!」
「新しく来た鬼とも仲良くしてあげてくれよ」
ずんっ
「あひああーっ!」
夏輝が鬼手を深く抉り
精液を放つ
「あっ!ああっ!」
ビクリと身を震わせ
抜かれるペニスを名残惜しそうに見つめる
「返事は?鬼手君」
「あぃ…旦那様」
鬼手は頷き
「俺は旦那様じゃないよ」
夏輝は笑う
「俺は君達の兄だ」
失った弟の代わりに愛を与える夏輝
「あい、兄様(あにさま)和臣君にはあげません」
「鬼手さんまで連れ戻すなんて…」
手鞠を持つ手に力を入れる
「兄貴は鬼だ…」
「竜也さんや僕や蒼太君まで狙うなんて和臣君。君は本当に…」
怖い鬼だ
続く
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