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音の1。ずいずいずっころばし
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ずいずいずっころばし
「新しいレポートです」
鬼手がレポートを出す
「あぶくたったが完成したか」
蒼太が提案したもう1つの案を見せる
「鬼が井戸を壊すために骨を叩く音か」
「はい。僕らには分からなかった話です」
「だろうな」
村に染められた人間には聞こえなかった音だ
「んっ!んっ!」
ずちゅっ
ずちゅっ
ぐちゅっ
「あっ!あっ!」
誠史に跨がり
腰を揺らす
「はくっ!はあっ!」
体内にペニスを受け入れ
歓喜に悶えながら
誠史とキスをする
「可愛い蒼太」
「俺も…大好きです」
蒼太が唇を舐め
「もっと欲しい」
蒼太はねだった
「おはようございます」
「おはようございます。今日からずいずいずっころばしですね」
役場に来た蒼太に鬼手が次の歌を紹介する
「ずっころばし?鬼手さん転んだんですか?」
「違います…」
「この間派手に転んだらしいね」
役場の職員がわははと笑いながら鬼手の頭を撫でる
「気を付けなよ」
「はい」
項垂れた鬼手に
「鬼手さん可愛い…」
蒼太はぷぷぷと笑う
「蒼太君の方が可愛いのに」
ブツブツと文句を言いながら資料室へ向かう
「大分慣れたな」
二人を見送り笑う
「誠史も喜んでいたよ。花嫁の定着がうまくいったそうだ」
「後は彼だけか…」
「このずいずいずっころばしは…何で僕を見るんです?」
「いや別に。俺この歌はあまり知らないんですよ」
「僕も重蔵さんに教わりました」
「年寄りしか知らないんじゃ?」
「しっ!」
「年寄りしか知らないっしょ?」
「夏輝さんは知ってたぞ。あの人も年寄り…」
「幸…怒られるぞ」
資料室に居た剛志と幸一も加わる
「こうして軽く拳を作って並べます」
男四人が集まり
円を作るように拳を並べる
「男だらけだとシュールですね」
「女の子の遊びですから…今回は僕が鬼役で。ずいずいずっころばし…と歌いながら指をこの窪みの中に入れていきます」
ずいずいずっころばしと
歌いながら
鬼手の指が全員の拳の窪みに抜き差ししていく
「何か卑猥」
剛志が笑い
「ローションでもかけるか?」
幸一がローションを出す
「あのーこっちは真面目にやってんすけど」
蒼太に睨まれ
「すみません」
「すまない」
二人は謝罪する
「…井戸の回りでお茶碗欠いたのだあれ?で最後に指が入った人間が次の鬼です」
「お茶碗欠いたの…って鬼手君じゃん」
「あー湯呑みも割りましたよね?」
「すみません…じゃなくて!歌の話です」
歌詞を見せる
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
茶壺に追われて
どっぴんしゃん
抜けたら
どんどこしょ
俵のネズミが
米食ってちゅう
ちゅうちゅうちゅう
おっかさんが呼んでも
おっとさんが呼んでも
行きっこ無しよ
井戸の回りで
お茶碗欠いたの
だあれ?
「これはお茶壺道中に振り回される庶民の歌です」
「お茶壺?お局じゃなくて?」
「…全然違います…お茶壺は新茶を入れた壺です」
将軍家に新茶を献上する道中
「ゴマ味噌ずいはずいきのゴマ味噌和えの事です」
「ずいき?」
「よく分かりましたね。お茶うけにずいきの煮物を用意しました」
「あ。元弥君」
元弥がお茶と共に小皿を出す
更に乗せられた茎の様な物
「ずいきとは芋の茎です。今は健康食品として人気があります」
「これも試作品?」
「はい。右から里芋、さつま芋、フキ。食感や味を比べて見てください」
「フキはずいきではないのでは?」
「比較するために用意しました」
四人で試食し
茶を飲む
「何か年寄りの集会みたいだ…」
「はは…この歌ですが」
ゴマ味噌をすっていたら
お茶壺道中が来た
家の戸をぴしゃんと閉じ
息を殺す
新茶を将軍家に献上するためのお茶壺道中
邪魔をすれば子供であろうと切られる
お茶壺道中が抜けたら
どんどこしょと座り込む
お茶壺道中の最中静まり返った村内
米蔵からネズミがボリボリと米をかじる音が聞こえる
道中が過ぎるまでは
両親が呼んでも動かない
そんな中
お茶壺道中にあわてふためいた誰かが
井戸の回り茶碗を割った
「鬼手さんみたいなどじっ子って昔から居たんですね」
「どじっ子じゃありません」
「それが鬼手君の良い所だから」
「幸一さん!」
「ずいきのゴマ味噌和えって旨そうですね。おかず?」
「いえ主食です」
「ネズミが食うほどに米があるのに?」
「これは年貢米です。米は不作もありますが豊作であっても食べられません」
目の前に豊かな黄金があり
刈り取り
俵にぎっしりと詰める
脱穀すれば甘味のある白い恵み
しかし口には出来ず
硬く縄の様なずいきをゴマ味噌で味付けし
それで飢えをしのぐ
「今のずいきと違って昔のずいきや芋は硬くて美味しくなかったそうです」
「今の野菜はは品種改良されていますから」
それに加えて大名行列や
お茶壺道中には身を潜めねばならず
行列の邪魔をすれば幼子であろうと容赦なく斬られる
「庶民には厳しい時代だったんですね」
「それと…その…」
鬼手が頬を赤らめる
「このずいずいずっころばしにはもう1つ説があります」
ずいずいずっころばしは男女が交わる様子を現すという
「ずいきは大人の玩具としても使われていました」
カタログを見せる
ディルドの様な形をしたずいきの細工物
「水にふやかして慰め…物として…その…」
「オナニーしてたんスね」
「…はい。ずいずいずっころばしは男女迎合を表していて、ごまみそや茶壺はその…女性器を現します」
ずいずいと突き上げていく男
「昨日の俺と鳥山さんかあ…」
激しく下から突き上げて来た誠史を思い出す
「茶壺に追われて…は女性に迫られて逃げた男が戸をぴしゃんと閉めたとか」
「女に迫られる宗巳さんみてー」
「俵のネズミが米食ってちゅうはネズミが大切な娘を食べた。つまり貞操を奪ったという事です」
重なりあっている男女は両親が呼んでも無視して交わる
「井戸の回りで茶碗を洗っていた時にも…その…」
ぐちゅっ
「ひゃっ!」
「こんな感じ?」
幸一がいつの間にか鬼手の後ろに回り
アヌスに指を入れる
「ここ…ヒクヒクさせて…いやらしい事を考えていたんだろ?」
耳朶を噛み
ヌルリと舌を這わせる
「んっ!んっ!」
くちゅっ
「ずいずいっと突かれたい?」
「あ…」
カタンッ
幸一と鬼手のやり取りに
蒼太はペンを落とす
「あれ?鬼道さんもイケない気分?」
剛志も蒼太の腰を撫で
「おーい!おじさーん!」
外で作業していた職員を剛志が招き入れる
「どうした?」
「ちょっとこの二人が欲情しちゃって」
頬を赤らめ吐息を乱す
「何だ?何だ?勉強中じゃ無かったのか?」
ぐちゅっ
ぐちゅっ
「あっ!あっ!」
「それがこの歌がいやらしい歌みたいで」
「ずいずいずっころばし?鬼手君みたいなおっちょこちょいの歌が?」
「も…僕の歌じゃ」
怒ろうとした鬼手だったが
ぐりっ
「あうっ!」
指で抉られ
声をあげる
「それがね?この歌って鬼手君達みたいないやらしい子が男のをズボズボされて…」
「んあっ!あっ!ああっ!」
幸一の指が増え
鬼手の体内でバラバラに蠢く
「ひいひいヨガってる歌」
剛志が意地の悪い笑顔を見せ
鬼手の口元にペニスを押し付ける
「んくっ!んんっ!」
「…ぁ…」
シャツを握りしめた蒼太は
鬼手と共に剛志のペニスに舌を這わせる
「んっ!んくっ!」
ちゅくっ
ちゅくっ
ちゅうっ
「あ…欲しい」
「ふっ!」
蒼太がズボン越しに
臀部を割り
指で押す
「昨日もシたのにまだ欲しい」
「ははっ!これはこれは新婚らしからぬ台詞だ」
グイッ
ズボンのウエスト部分を掴み
引き上げる
「あっ!」
ズボンが食い込み
ジワリと先走りで下着を濡らす
「悪い子だな」
「ごめ…なさ…」
蒼太は謝罪しながらも笑顔で
「ちゃんと叱って下さい」
ズボンをずらして
ねだった
「本当に良い嫁どんだ」
「さて…次はずいずいずっころばしか…」
鬼手が忘れた髭そり用のカミソリで木を削る
「デスクワークは嫌いじゃないが折角フィールドワークに来たんだ」
ニヤリと笑う
「俺もハメられっぱなしじゃないんだよ」
続く
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