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疑い
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「刑吏………?」
「あぁ。知らなかったか…?やっぱ」
「知ってるよ。刑吏はこの世界の中立立場の存在で、天使と悪魔の犯した罪を裁く。
まあ…名前のままのことをするだけだよね。」
「……それは俺も、人から聞いたんだ。なんか、よく分からないことも言ってたな。
……天使と悪魔以外の存在は危険だって。」
「そうなんだ、でもよく知っていたね。その人、
刑吏なんかの所に行く奴は大抵罪を犯した奴だけ。
何もしていない奴らはただの噂でしか聞いた事がないような存在なんだけどね。
もしかして前科者だったりもするのかな?」
冗談っぽく言う口調も、冗談に聞こえない。
「……昔から一緒にいた奴だから、
前科者、とかはわかんねぇ、
でも俺はあいつを疑いたくないって気持ちもあるけど、
すげぇ疑ってんだ。」
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