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知りすぎること
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「何?この古い本」
「僕たちの世界の仕組みが書いてある本だよ。
……ただ、ちょっとね」
「ちょっと、何だよ………?」
「この本はみんなに内緒の本なんだよ、だからほら、鍵がついてるでしょ?」
「……ほんとだ….もしかしてこの場所も入ったらいけない所なのか?」
「え?うん、君今まで気づいていなかったの?」
「全然気が付かなかった」
ツキヤは全然気付いていなかった。
いつの間にかこんな所に来てしまっていたんだと初めてわかった。
「でもどうして…?俺たちのことが書いてある本だろ?そんなに厳重にしないといけねーの?」
「うん、だからこうしてあるんだろうね。」
「なんで?俺たちが何かを知ろうとすることはダメってことかよ?」
「うーん…そう、だね。
よくわからないけど、知りすぎるのも
よくないんだよ」
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