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何故……
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そうするとその人は自分の時計を見て言う。
「そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?
点呼の時間が近付いてる」
「あ、ほんとだ」
悪魔の世界には、夜の時間帯に一回、点呼の時間がある。
刑務所では無いけど。
ある程度の自由はあるけどその代償もあるといった感じだ。
「……またここに来ようと思ったらおいで。
僕はいつでもここにいるから。じゃあね」
「お前は?帰らなくていいの?」
するとその人は少し下を向いて、ニコッと微笑んだ。
「僕は大丈夫だよ
僕は、ここにいる」
悪魔、では無さそうだけど天使でもなさそう。
不思議な人だとツキヤは思った。
…………あれ?
どうして悪魔の世界に点呼があること、
あいつが知ってんだ?
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