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黒くなる視界
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「いや………聞きたいことっつーか、」
「うんー?」
「………お前って、何でこんな所にいんの?
天使と悪魔の世界がそう簡単に交わらないのは俺も知ってる……
この図書館だって、分けられてるんだろ?」
「うん、そうだね」
「お前は……じゃあ悪魔なのか?」
「…………じゃなかったら何?」
「いや、別に。何もないけど……だって天使と悪魔の世界を自由に移動できたり……操れるのは刑吏だけなんだろ……?」
「そうだよ?」
「…だってお前が悪魔だったら、点呼の時間には帰ってたはずだ…」
「……で?何が言いたいの?」
「でも天使はここには来れない。じゃあやっぱお前が………………」
その瞬間、ツキヤの視界は真っ暗に染まった。
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