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聞き慣れた声
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ツキヤが目を覚ました時にまず見たのは、自分につけられた手錠だった。
そしてそこは、見たことも無い世界だった。
「ツキヤくんこんにちは、手荒な真似をしてごめんね?」
あの人の声だ。
「ここは………?」
「ここ?秘密の世界だよ。」
「秘密の、世界?」
「あははっ、そう、天使と悪魔の、真ん中にある世界。君ならもう知っているでしょう?僕達の世界のことを」
天使と悪魔の罪を司る世界……それは
「…………………………………刑吏」
「そう、せいかーい、名前を言っていなかったよね。
僕の名前は……………
その時だった。
「……………………シンヤ……?」
ツキヤにとっても、その人にとっても聞き慣れた声が、
聞こえた。
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