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天使も悪魔と、刑吏と
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だいぶ遠くに逃げられたとツキヤは思った。
「……どうして……………アキさん…」
「…………俺も、信じたくなかった…あいつが……
あいつが……………」
「ツキヤ………」
「確かに嫌な奴だった…からかってくるしうぜぇし…………
でもあんな奴でもずっと一緒に過ごしてきたから……仲間だって思ってたのに……
兄貴みたいな存在だったのに…………」
「天使と悪魔とか、刑吏とか何なんだろうね。
そんなものなかったら皆平等に平和に過ごせるのかな……?
天使とか悪魔とか、そんなものなかったら……
今悲しんでるツキヤを抱きしめてあげられるのに
触れたらどうしようって怖い気持ちも無くなるし、そもそもツキヤだって悲しまない……
何なの、この世界は…………
誰かを愛するって、そんなに許されないことなのかな………」
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