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導き出したのは
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「え……でもそんな事したら……………」
「いいって、あいつが俺たちで遊んでるんだろ…?
なら俺たちがすることも単純じゃねぇか……
遊んでやろうぜ」
ツキヤがニヤッと笑う。
レイトはまだ素直に笑えないでいた。
「でも僕ツキヤが消えちゃうの嫌だよ……」
「じゃあこのまま会わずに毎日無駄にしたいか?」
「そ…それは…………」
「どうせなら楽しもうぜ」
(どうせアキに殺される位なら……)
ツキヤはそう言いかけてやめた。
それを言ってしまうと、レイトは自分に会ってくれない気がしたから。
「…………….」
レイトも静かに頷いた。
この世界に、永遠なんてものはない。
いつか終わりが来るからこそ、天使と悪魔は、
今いるこの瞬間を、恋していくことにした。
2人が導き出したその答えの正解とか不正解とか
そんなものは……
天使にも悪魔にも、
刑吏にだって答えられない。
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