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3.思い掛けない存在-15
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でも、その言葉を信じるにはまだ実感が湧かなかった。だって、今までそんな事考えた事もなかった。
父親が自分の事を知っている事も、自分に腹違いの弟がいるという事も。
「なら……なんでこんな事……」
こんなレ◯プみたいな事しなくても、ちゃんと話してくれたら良かったのに。
聞く耳があったかは別として、撮影ではないのに壱成以外の男とキスや、それ以上をしてしまった。最後まではされなかったとしても、壱成以外の男の手でイッてしまった。
それは、壱成を裏切った事になるのではないか。そう、ユキジは思い始めてしまった。
「それは、あんたが悪い」
「え……?」
「オレの好みだったから。それに……」
「それに……?」
「兄がいるって聞いて、その青い目に見詰められながらセ◯クスしたいって思ってたから、思わず」
「なっ!」
その言葉に、ユキジはまた涙を流した。
酷い。酷すぎる。
「最低……」
ユキジはラウルを睨め付けた。
でも、その視線に戸惑う事も、詫びる事もなく、ラウルは笑う。
「最低? オレの指でイかされたくせによく言う」
「ち、ちが……」
「ほら、これ。あんたの精液。すんげー出たじゃん」
「それは……ングッ!」
突然だった。ラウルが精液で汚れた指をユキジの口に突っ込んだのだ。そして、その指を口内で動かし、喉の奥へと突っ込まれる。
「ゲホッ、ゴホッ」
その慣れない臭いや、自分の物だと言う抵抗感に、ユキジは咳を混み、吐き出そうとする。
そんなユキジを見ながら、ラウルは精液とそのユキジの唾液で濡れた指をぺろっと舐め取り、クスクスと笑う。
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