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6.離したくないよ-4
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その唇の熱に、ユキジの下肢はすぐに熱を持った。壱成の匂いだけで、もうイキそうだった。
「俺を許してくれ……」
「いっ……せ……ッ」
そんな言葉を言われるなんて思ってもいなかったユキジは、何度も頭を横に振り、壱成は何も悪くないと告げる。
でも、壱成はその返答の代わりにユキジの身体を愛撫し続ける。
「僕……まだ壱成の恋人でいてもいい……?」
ユキジは愛撫されながら、壱成にそう告げた。すると、壱成がユキジの首筋に歯を当てた。
「ンッ!」
その一瞬の痛みに、ユキジは身体が強張った。そんなユキジに、壱成は優しい笑みを贈る。
「お前は俺のだ。そう言ったろ?」
「壱成……」
その言葉に、ユキジは涙を流す。でも、この涙はさっきまでの不安や恐怖心ではない。
嬉し涙。それだけだった。
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