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10.完璧な演技に腰砕け-2
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ユキジは一瞬、身体の動きが止まる。でも、ここでNGを出すわけにはいかない。
こんな事、一回で済ませたい。
「感じやすいんだね……。cours beautyなfaceをしてるくせに……」
「あっ……」
ユキジは際どい場所を触るラウルの手を掴み、艶めく声を出す。
すると、ラウルの下半身が熱く猛ったのが太股で分かった。
顔を見ると、撮影中なのに少しだけ切羽詰まった顔になっていて、本当にこのままやりたい顔になっていた。
「僕の物になれ……」
「やっ、んん……」
強引なキス。
ユキジの口内をラウルの舌が自由に動く。
「どうだ? 僕が欲しいだろ?」
口が離れ、ラウルがそう言う。
その言葉に、ユキジは息を整えこう答えた。
「しい……」
「once more……」
「ほしい……」
ユキジは腕を伸ばし、ラウルの背中を抱き締める。そして、耳元で囁いた。
「俺を抱いて……」
目を閉じると涙が右目から流れた。その瞬間、ラウルがユキジの身体を弄る。
「カット!」
そして、監督のその言葉に、ワンシーンが無事に撮り終わる。なのに、ラウルは撮影だという事を忘れたのか、鼻息を荒くし、本気でユキジを抱こうとした。
「おいっ! カット掛かってるぞ!」
そんなラウルの身体を引っ張り、壱成が止めてくれた。
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