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6.気になりだしたら止まらない-2
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それに、騎乗位がこんな事をするのだと初めて知る。
これを演技だとしても自分から乗っかってするなんて、絶対にできない。無理だ。
「ど……どうしよう……」
アダルト動画が流れる中、ユキジはどうしようかと悩みだす。
こんな風に受身の方をしているAV男優のように腰を動かす事なんかできない。
それに、体験もした事がないからどんな風に気持ち良いかなんて事も全く理解できないし、動き方も分からない。
ユキジは、頭を抱え、ベッドにそのままダイブした。すると、スマホが鳴る。
相手は壱成だった。
「はい……」
『俺だ』
壱成は撮影の時とは別人の様な声を出す。それは、二人の時に聞く声のトーンだった。
「な、なんでしょうか……?」
『今家か?』
「はい?」
『今家にいるのか?』
「はい……います……」
『なら、今すぐ外に出て来い』
「え?」
『赤い車』
「赤い車?」
そう言われ、ユキジは閉めていたカーテンを少しだけ開けて外を見渡した。すると、街灯の下に赤い車が停まっていた。その車は外車でいかにも高そうな車だった。
『早く来い』
「え? な、なんで……」
『早く来ないと俺の方から行くぞ』
「今行きます!」
そう強く言われてしまえばユキジは従うしかなくなり、慌てて鞄を持ち外へと駆け出した。
「きゅ、急になんだろう……」
なんで壱成はユキジの家を知っているのだろうか。なんで呼ばれたのだろうか。
気になりだしたら止まらない。
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