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「っっおいっしかったぁ~」
「ふふ、そうだね」
美味しい料理に上機嫌で店をあとにした2人は服を見たいという雪也の要望でブランドものを扱う店に来ていた。
「……俺、別に服なんて要らないのに」
「だーめっ!悠は何もしなくても素が凄い良いから似合っちゃうけど、だからって何でもいいっておばさんに買ってきてもらうのは論外!!」
「……あ、そう。……でも俺本当にそーゆーのに疎くて、よくわからないんだ。お金は出すからユキが選んでよ」
ぶっちゃけ、本当にどうでもいい。
服なんて着れれば良いんだから俺には安物で十分。
服としても俺みたいな暗いやつに着られるよりキラキラしたユキみたいな人達に着られる方が幸せってもんだろうし。
「全然選ぶ!!!悠美人さんだからな〜〜!いや~腕がなるね!!」
「はは、何それ」
「あ、でも笑うと可愛さが出るよね悠」
「そうかな、俺別にそんなことないと思うけど、ユキは面白い感性持ってるね」
「なんだそれ!絶対バカにしてるだろ〜」
「してない、してない。早く選んで夕飯の買出ししよ?」
「そうだな。ま、そこでハイセンスな俺が悠にぴったりの選んでくるからウキウキして待っててよ」
「はいはい」
やっぱり、ユキの隣は居心地いいな
今日の夕食は何にしよう。ユキの好きなものを作ってあげたい。グラタンとかいいかもしれない。
ユキは夜、忍の部屋で寝るようだし俺の部屋は忍が使う。
忍は俺に部屋で寝ればいいと言ったけど、そんなのはお断りだ。お風呂に入ったら適当にネカフェにでも行って朝家に帰ろう。
別に俺がいようがいまいが忍にとって玩具があるかないか程度の違い、探すこともないだろう。
幸い遺産が沢山あるからお金の心配は何も無い。
ユキがいる間面倒ではあるけどそうしよう。
これからの身の振る舞いについて頭の整理がつくと雪也の呼ぶ声に悠は今行くと頷いた。
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