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クリスマス翌日3
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淳之助兄さんからのプレゼントを開けてみる。
「あっ、服だ」
淳之助兄さんはセンスがいい。
色使いもコーディネートもすごくかっこいい服が上から下まで揃っていた。
「いい服だな。今度、これ着て旅行に行こう」
一緒にプレゼントを見ていた温和が、俺の肩に腕を回し伺うように話す。
「旅行?どこに?」
「夢の国」
「夢の国?ってあの…?」
「そう、淳之助様がプレゼントしてくれたんだ。1/3、4の宿泊チケットとフリーパス」
「そうなの !!」
振り向いて温和に抱きついた。
嬉しい~
「 じゃあ温和、お休みもらえるんだね!! 俺、もしかしたら温和は仕事があるんじゃないかと思ってて…これからしばらくは俺も忙しいし、また会えない日が続くのが嫌だったんだ」
そう話す俺に温和のキスが落ちる。
触れるだけのフレンチ・キス。それだけなのに、温和からのキスはいつも体を熱くする。
「ごめんな。寂しい思いをさせて…
でも今までみたいに忙しい日々は来ないと思う」
「そうなの?仕事が一段落したの?」
温和達の仕事についてはよくわからない。父さんも兄さんも、俺に仕事の話をすることはなかった。
「淳之助様に頼んだんだ。もう少し千と過ごせるようにしてほしいって」
淳之助兄さんに?兄さんは俺たちのことを認めて応援してくれてるから、協力してくれるかもしれない。
「じゃあ、もっと会えるように俺からも淳之助兄さんにお願いする!!」
兄さんが俺に甘いのはわかっている。少しだけでもいいから、温和との時間を作ってくれるようにお願いしよう。
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