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余韻
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ピチョン…ピチョン…
水が落ちる音がする。
体が重い…でも温かくて心地いい
「んっ‥」
重い瞼を開けると、薄いピンクのタイルが見えた。
「気がついたか?」
後ろから声がした。大好きな人の優しい声
「温和?」
「千、ごめん。ムチャした」
温和が俺を抱きしめる。
ぼっーとした頭で回りを見ると、どうやら俺は温和に抱えられ、風呂に浸かっているようだ。
「温和?」
温和の顔が見たくて体を動かそうとした
…が腰と尻が痛くて動きが止まる。
「ごめん…」
温和を見ると、辛そうに顔を歪めた。
俺は何とか温和の方に向きを変え、向かい合わせで座った。
「なんで温和が謝るの?」
「初めてなのに、自分を抑えられなくてムチャした…いっぱい泣かせたし」
シュンと落ち込む姿がなんだか、かわいい
「温和、かわいい?」
「はっ?」
眉間に皺を寄せ、俺を見る。
「俺しか知らない温和が見れて嬉しい」
抱きついてチュッとキスをすると驚いて眼を見開いた。
こんな温和、きっと俺だけが知ってる♪
「へへっ…温和、大好き」
もう一度抱きついて、温和に甘えると
そっと、温和が抱きしめてくれた。
「んっ!温和の腕の中、落ち着く」
すりすりと胸に顔をくっつけると、温和が困った顔をした。
「千、言っただろ…甘える時は覚悟しろって…」
「へっ?」
ヤバイ…温和の表情がエロくなってる。
「も、もう無理!今日はダメ」
俺が慌てて温和から離れると
ため息をついて、また抱きしめられた。
「わかってるよ。さすがにそこまで無理しない」
ふぅ~良かった。
すっごく気持ち良かったけど、もう腰が立たない…
そういえば
「温和、どうしてこの体位が好きなの?」
体位的に、温和の負担が大きい気がする。
「千が感じている顔もイク顔も間近で見られるから…」
な、なんて!?
うわぁ…恥ずかしい
体中の体温が上がる。ドキドキと鼓動が速く、大きく聞こえた。
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