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余韻2
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「温和、やっぱりエロい!!」
む~恥ずかしくて、睨んで見るけどクスッて微笑まれて、頬を撫でられた。
「千だからだろ」
「…俺だから?」
「そう。こんなに愛おしく感じるのも、興奮するのも、千だから。千が初めて」
「初めて…」
俺が色んな気持ちを初めて感じたように、温和も、感じたのかな…
顔が熱い。心臓もうるさい
「温和、のぼせそう…」
顔も体も、熱い…
「出るか」
温和は俺を抱えて部屋まで連れてってくれた。
ベッド…
さっきまでの行為が思い出される。
「千、おいで」
恥ずかしくなって温和から少し離れて横になった俺を温和が呼ぶ。
「う、うん」
ギュッ…
「千…好きだよ」
腕枕をされて眠るなんて夢みたい。いつも会えないから、一緒にいる時はずっと触れていたい。
「温和…俺、今日はすっごく楽しかった。
最高の一日をありがとう」
「千が喜んでくれて良かった」
温和が微笑む。
寝たくないのに、髪を撫でる温和の手が心地よくて、意識が薄らいでいく。
もっと、温和を感じたいのに…
「おやすみ、千之助」
唇に柔らかい感触がした。
おやすみのキスだ…
そこで俺は意識を手放した。
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