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マンション10
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「今日の温和、激しかったね…」
首を傾け、後ろの温和に話しかける。
「激しいのが、好き?これから激しくしようか」
なんてことを言う。
「そんなこと、言ってない!! 」
俺が頬を膨らますと、クスッと笑ったあと
「多分、孝哉に嫉妬してたからだと思う」
と後ろからギゅッと抱きしめられた。
「嫉妬?孝哉に…?」
意味がわからない…
「温和の方が、数段カッコ良くて、素敵だよ」
優しいし、料理上手だし、紳士だし、仕事できるし…言い出したら、キリがないくらい温和の方が上だ。
「告白のことも、縁談話も、孝哉が先に知ってた」
「それは、縁談を持ってきたのが淳之助兄さんだったからで…」
「それでも…千のことは、何でも知ってたいんだ。一番にね」
「……」
「もしかして温和、嫉妬深いの?それに…」
体を、洗ってもらってる時に気づいた。
内腿から付け根にかけて、散った赤い跡。
ー キスマーク ー
首筋に付けるのは、よく聞くけど、こんな所に付ける人、いるのかな…
俺が内腿を見ていると、気づいた温和は
「《俺の》って印。ここは誰も知らない、俺だけが触れていい場所だから」
そっと、跡を撫でたあと チュッ
首筋にキスを落とす。
「独占欲も強い…」
エロくて、嫉妬深いうえに、独占欲も強いなんて…きっと、誰も知らない。
「俺のは、千之助限定」
また俺が喜ぶことを言って甘やかすから、 温和から抜け出せない。
ずっとずっと、温和と一緒にいたいな…
温和に抱きしめられ、湯槽に浸かっていると、自然と瞼が下がってくる。
「千、眠い?そろそろ出よう」
温和に抱っこされて、脱衣場まで行く。ウトウトして、なかなか着替えが進まないから、結局、温和が全部やってベッドまで運んでくれた。
「千、おやすみ」
チュッ 唇に柔らかい感触
「おや…すみ…はる‥か」
俺の意識は、夢の中へ、消えていった。
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