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「あっ、村瀬くんおはようございます!それに久屋くんも!」
「おはよー」
「はよっす」
先生に対してタメ口で返すその2人は、
「新学期早々遅刻ですよ2人とも!」
「いや明治ちゃん聞いてよー。俺はさ、新学期だし?久しぶりに時間通り教室に来ようと思ってたんだよ?」
「えぇ?じゃあなんで遅れちゃったんですか??」
「いやそれがさー、さとが全然離してくれなくて。本当にもう困ったもんなのよ」
今朝トイレで致していたお二人でした。
「あー、そういうことかぁ。久屋くんは毎日元気だよねー!」
「まぁそれほどでも」
なんでちょっと褒められた風の反応なのかな
そうかー、あのお二人は村瀬さんと久屋さんって名前なのかー、知らなかったなぁー…
ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"
なにこれ!?なにこの運命的な(?)出会い!?!?!?
気付かれたら絶対話しかけられる…そんな気がする。
それだけは避けなくては…!!
顔さえ見えなければ、2人は僕の名前とか知らないし分からないはず…よし、これからはなるべく俯いて学校生活を送ろう。
「あれっ?あれあれ?今朝の子じゃーん!!」
……今朝の僕へ。
トイレは家で済ませてくることをお勧めします。
っていうか絶対そうして下さい。
未来の僕より。
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