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K02 : 春の海 49
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奪われた温もりが恋しくて、切羽詰まった声がこぼれ落ちた。
「──っや、早く、挿れて……ッ」
これ以上我慢すれば壊れてしまう。もう理性の針はとっくに振り切れてしまってる。
後ろを振り返れば遥人さんが手早くリアシートを倒して窓にもたれ掛かるのが視界に入ってきた。
少しだけ広くなった空間で、腕を掴まれて身体を引き寄せられる。重なる唇の柔らかな弾力を貪りながら、俺はなりふりかまわず遥人さんの上に跨って膝立ちになった。下半身がどうしようもないぐらいガクガクに震えてるのがわかる。一度だけ深呼吸してから、硬くなったそこを逆手で持って、先端をあてがい腰を落としていった。
「んっ、あ、あ……ッ!」
身体の内側を押し開かれていく感覚。熱く灼けるようなそれが、圧迫感と共に強い快感を連れてくる。ぐらぐらと地面が揺れるような目眩がした。中が細かく痙攣して、俺は多分イってるんだなとぼんやりわかった。
あと少しで最奥に届くと思った瞬間、息をつく間もなく突き上げられて大きな声が漏れる。
「あぁっ、や、あッ」
ビクビクと喰らいつくように、咥え込んだそれを何度も締めつけてしまう。余裕のない身体を持て余しながら少し離れて見下ろせば、遥人さんは情欲に濡れた瞳で俺を見つめてた。
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