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第1話 狐の孤独
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ある寒い日のこと、とある村はずれに小さな小屋があった。
その小屋は、とても綺麗とは言えない。そんな小屋の中で...
「ん....」
白くて短い髪、綺麗に着付けられた着物。青い瞳。小屋の中にはとても美しい狐、妖狐がいた。
「旦那様、旦那様、''碧''様!」
「煩い...何だ、朝から騒ぐな。」
「申し訳ありません碧様!
あっ...!そういえばですね!今さっき、人間界に行ってきたんですよ!」
「...だから何だ。」
「そこで面白い人間を見つけたんですよー!
どうも、おれらが見えるらしいっす!」
一瞬にして碧の表情がくもった。
「...碧様?」
「...何でもない。
俺は今から人間界へ行く。支度をしろ。」
「はーい!」
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