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博士宅
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昼休みも終わりに近づき、春子さんと一緒に教室に戻ると、すぐさま博士くんが近づいてきた。
「清司くん!どこ行ってたのー?」
「あ、えっと、階段」
「階段?」
「一緒にごはん食べてたんだよね!」
春子さんが口を挟んだ。
「ごはん…2人で?」
博士くんは不思議そうに僕たちを見た。
「う、うん。そう。あ、よ、よかったら今度は博士くんも一緒に…」
「そんなことより清司くん、今日の約束、忘れないでね!」
博士くんはそれだけ言うと自分の席に戻っていってしまった。
「朝も思ったけど、清司くんって、勉くんと仲いいんだね」
春子さんに感心したように言われる。
「う、うーん…そうなのかな…」
仲がいい…と言えるんだろうか?僕と博士くんの関係は…
いや、そんなはずない。博士くんはたぶん、うんちのためにしか行動していない。
授業はあっというまに終わり、帰る時間になってしまった。
僕はこれから博士くんの家に行き、お尻に軟膏を塗られる…。
「じゃ、行こうか!」
博士くんはきらっきらとした笑顔を浮かべている。
本当に…変わった趣味をお持ちだ。
博士くんの家に行くと言っても、僕の家の隣だから、帰り道はいつもと変わらない。しかし緊張のせいか、博士くんの家に着いたときにはいつもの倍以上疲れていた。
「清司くん、汗がすごいね。あ!そういえば、冷蔵庫にアイスあるけど食べる?」
「い、いいよ。悪いし…」
「気にしないでよ。一緒に食べよう」
「ぼ、僕長居は…その…」
博士くんは返事をせず、玄関の扉を開けた。
「ほら、入って」
「お、おじゃまします…」
外観からして高そうな家…と思っていたけど、玄関もやっぱり立派だ。それに、新しい家の匂いがする。
靴を脱いだところで、誰かが奥から出てきた。
博士くんとよく似た顔立ち…つまり王子様みたいにかっこよくて、だけど博士くんより冷たい印象を受ける外見の男の人だ。
「…勉、お客さんか?」
「あ、兄ちゃん。帰ってたの?」
兄ちゃん??
(主人公の名前途中からずっと間違えてたので訂正しましたm(__)mちなみに読み方はきよしです)
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